焦らずに安定して質の高いパフォーマンスを発揮する秘訣

こんにちは。心理カウンセラーの掛川恵二です。

今回は会社員の皆様に向けたブログになります。私も日常的に意識して取り組んでおり、習慣化してくるとその効果をじわじわと実感していただけると思います。

事務所やオフィスで仕事中、「いつも焦ってしまう」「集中力が落ちてしまう」「ゆとりがなく疲労感がある」そんな方に向けた内容です。

毎日たくさんの作業をこなし、来客を対応し電話応答もある少しでも早く処理しようと忍者のようにササッと手足を動かしテキパキと働き頑張っておられる会社員の皆様、本当にお疲れ様です。そんな皆さんなら「短距離小走り」を一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

「上司に呼ばれて5つ先のデスクまで小走り」

「資料を取りに3メートル先にある棚まで早歩き」

「とにかく事務所内の移動は基本せかせか歩き」

事務所内で小走りで動くことは「仕事が早く」「無駄なく効率的」ハキハキとした頑張り屋といったプラスのイメージを持つ方もいるかもしれません。かつての私がまさに典型的な早足癖の働き方をしていました。歩いて働いている人を見かけると、「こんなに忙しいのに歩いてて許せん」とまで思っていたほどでした。

しかし、ある時この小走りの裏には焦りの気持ちや不安な気持ち、自分を鼓舞するため、周囲への頑張ってるアピールなど、様々な要素が潜んでいることに気がついたのです。体格にもよりますが試しに10mを歩きと小走りで実際に計測してみてください。きっと3秒程度しか変わらないでしょう。

いつでも冷静に質の高い仕事を実現している人の多くは、ゆったりと歩いて行動していることに気がついたのです。それだけでなく、そのような人は周囲にも安心感とゆとりを与えており、自然と居心地の良い働きやすい職場環境を作っているのだと。

逆に、常にセカセカと歩いていると本人だけでなく周囲にも慌ただしさや焦りが伝染し、結果的にオフィス全体の集中力や生産性を下げてしまっている可能性があります。

今回の記事では、「無意識に」「癖になっている」といった早歩きをされている方に向けたアドバイスになっておりますので、急いでいる時こそぜひ「意識して」ゆとりのある歩きでオフィス内を移動されてみてください。

焦りが落ち着きに変わり、不安が自信に変わっていくのを実感されることでしょう。

1秒を争う判断を迫られるような人命に関わる状況では全力で駆けつけ対処することもあると思いますし、お待たせしているお客様の前では急いでいる印象を意識するためなど場面によって、意図した急ぎ足は必要です。状況に応じて動けるように今回お伝えした歩き移動を実践してみてくださいね。

投稿者プロフィール

掛川 恵二
掛川 恵二くれたけ心理相談室(大和支部)心理カウンセラー
カウンセリングを重ねることで、あなたの杖として歩みを支え、提灯になり足元の段差を照らし、旅を進めるための安心道具のひとつになれたら嬉しいです。

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